CMSコラムCOLUMN

cmsプラットフォームの選択について

cmsはさまざまなパッケージ、プラットフォーム対応があります。それぞれ実現したいホームページやブログなどに合わせて選択していきますが、選択の際にはいくつか注意したいポイントがあります。

cmsを選ぶ際のポイントは拡張性とメンテナンス性です。cmsの基本機能と呼ばれるコンテンツの管理自体はあまり差がないといわれています。差がつくのはコンテンツの修正やフォーマット変換などの拡張機能です。cmsの利用はこれまで静的なホームページなどで多くありましたが、PC向けのみならず、スマートフォン対応などさまざまなプラットフォームでの視聴にも耐える必要があります。その際、文字ベースであればフォントサイズなどで対応可能ですが、画像や動画については適切なフォーマットやサイズへの変更が重要になります。これまでは手動で修正してcmsはそれを選択する作業が多かったのですが、高機能なcmsが登場し、フォーマットの自動変換機能を持つ場合が多くなっています。選択に困った場合には各種コンテンツの扱いの方法についてチェックしておきたいものです。

メンテナンス性についても重要です。プラットフォームによっては基本となるコンテンツを大幅に変換しなくてはならないケースもありますが、プラットフォームの多様化、細分化もあり、人間がすべてを管理することは現実的ではないケースが多くなっています。各プラットフォーム対応は自動化されているシステムが多いですが、その作成されたコンテンツのメンテナンスについては人間側に任されているケースが多いようです。バックアップは自動であることが多いですが、変換されたコンテンツの確認はできません。そのため、実際に目で確認する必要がでてくる場合も多くあります。その際メンテナンス性の悪いシステムの場合はチェックがしづらいケースも多いので注意が必要です。

システムはオープンソースから市販ソフトまで様々ありますが、拡張性とメンテナンスのしやすさはかなりの差があります。利用にあたっては日々の使い勝手の他にチェックしておきたいものです。また、体験版が用意されているケースが多くありますが、その際、PCだけではなく、スマートフォン側でのチェックも重要です。特にスマートフォン対応はシステムによって対応の仕方に差があります。表示は同じでもCSSの利用の仕方、画像の圧縮の度合いなど視聴者側にとって不利な変換もありえるので注意したいものです。