スマートフォンのSEO対策とvibit CMS Neoでできること

2022/07/07

スマートフォンのSEO対策とvibit CMS Neoでできること

日々の生活で欠かせないものって多いですよね。
いわゆるライフラインは時代によって変わってきました。

電気・ガス・水道をパッと思い浮かべるかもしれませんが、もうひとつ重要なライフラインとして、物流があります。
どのライフラインも広く普及させるためには、施設が点在している必要があります。その施設を作る際に必要になるのが物流です。施設を作る物資のはもちろん、人々の食料や生活に必要なものなど、運ぶものは多岐にわたります。明治時代には鉄道や自動車が普及し始め、日本の物流に大きな革命がはじまります。電気・ガス・水道のライフラインが広がる裏には、物流というライフラインが土台になっていたのです。

そして、現代ではもうひとつライフラインが加えられています。
それは通信です。
2000年以降の通信といえば、インターネットが代表となりますが、実は電気やガス、物流よりも歴史があるが通信なんです。日本の場合でも約2000年前から通信手段があったのです。

えっ!?
と思いましたよね。
現代の双方向通信ではないものの、通信手段があったのです。それは狼煙(のろし)です。草木や火薬に火をつけ煙を上げることで、いろいろな情報を遠くに伝えるための手段でした。国外でいえば、古代文明がすでに文字を発明していたので、さらに歴史は古くなります。

その後、電気信号を通信に用いることができるようになり、テレグラフやモールス信号などの通信手段が生まれます。ラジオや電話が発明されてからは、さらに通信手段が大きく進歩していきます。1950年頃からはコンピュータ通信の技術が発達しはじめインターネットが誕生します。
今では普段意識していない家電や街中の機器などもインターネットにつながっていて、私たちに便利な生活を提供してくれています。

その中でも一番私たちの身近な存在になっているのがスマートフォンです。スマートフォンが普及し、1人1台、誰もが通信手段をまさに手にしている時代となりました。
この記事を読んでいる方もスマートフォンで読んでいる方もいらっしゃるかもしれませんね。

このスマートフォン、身近になりすぎてスマートフォンに合わせて生活スタイルも変わってきました。
それはSEOも同様です。

10年前まではインターネットはパソコンで行うのが当たり前でしたが、今ではスマートフォンの利用者の方が多くなっています。
自宅でテレビを見ていて気になる商品が紹介されたとき、手元のスマートフォンですぐに調べて購入したことのある方は少なくないと思います。ドラマを見ていて俳優の名前が出てこなくて、手元のスマートフォンで調べたことがある方もいると思います。

このように手元あることで、気になったことをすぐに検索できるスマートフォンの存在が、Googleを動かしました。
これまでウェブ検索はパソコン中心でしたが、スマートフォンからの検索に急激にシフトし、今ではパソコンよりもスマートフォンでの検索数の方が多くなったことで、Googleはスマートフォン対策されたホームページ・ウェブサイトの価値を高めることにしたのです。
そのため、SEO対策はスマートフォン対応が必須になりました。

それではSEO対策におけるスマートフォン対応とは、どのようなものなのでしょうか。

・パソコンで閲覧した時と同様の体験ができる
・パソコンでもスマートフォンでも閲覧できる
・ページの表示速度が速い

細かい話になれば、もっと列挙できるのですが、今回はこの3点についてお伝えします。

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●パソコンで閲覧した時と同様の体験ができる
体験という言葉がわかりづらいかもしれませんが、体験を「情報」や「商品購入」「サービス」に読み替えていただければ、わかりやすくなると思います。
ウェブページをスマートフォンで閲覧した際に、「一部のコンテンツが表示されない」「商品の購入ができない」「サービスを得られない」ということがないようにすることです。

当たり前じゃない?
と思う方が多いと思いますが、スマートフォンが普及した始めた当初は、ブラウザ機能が低く制限があったため、「詳しくはパソコンサイトをご覧ください」というホームページ・ウェブサイトが多かったのです。
スマートフォンが徐々に高性能になるにつれ、今ではパソコンと遜色なくウェブ閲覧ができるようになりました。そこでGoogleはパソコンとスマートフォンで同じ体験ができるサイトの評価を高くすることにしたのです。

今ではモバイルフレンドリーという言葉で、スマートフォンでの閲覧・操作のしやすさなどを示すことがあります。

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●パソコンでもスマートフォンでも閲覧できる
「同様の体験ができる」でも説明したパソコン・スマートフォン関係なく同じ体験を提供することを考えると、パソコンとスマートフォンのページを別に分けてしまうと、運用を考えたときに効率が悪くなってしまいます。ページの修正が発生した場合、パソコンとスマートフォンのページそれぞれを更新する必要があり、手間も時間もかかってしまいます。
またタブレット端末の登場で、パソコンとスマートフォン、その間の大きさのタブレットの対応を行う必要が出てきたことで、ページの分け方や作り方などに課題が出てくるようになりました。

そこで生まれてきたのがレスポンシブウェブデザイン(以下、RWD)です。
このRWDは、どんなデバイス・端末でも1つのHTMLファイル(1ページ)で閲覧できるようにする制作手法です。デザイン設計と制作工数に少し時間はかかってしまいますが、更新ページが1ページで済むため、運用管理は楽になります。

またGoogleはこのRWDを推奨しています。
それはモバイルファーストインデックス(今、MFI)という考え方を検索エンジンに導入しているからです。

以前はパソコンサイトを元に検索結果画面の順位決定していましたが、MFIが導入されてからは、パソコンサイトではなくスマートフォンサイトを元に順位決定することになりました。
そのため、スマートフォンでえつらんできないことが評価を下げる原因となり、SEO対策が不利になってしまいます。

「同様の体験ができる」でも説明したように、Googleはスマートフォンでの閲覧や体験に重きを置いています。そのため、RWDはパソコンサイトとスマートフォンサイトを両立させるだけではなく、MFIを実現させSEO対策になっているのです。

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●ページの表示速度が速い
スマートフォンは屋内はもちろん、屋外で使うことが多くあります。
屋内ではWi-Fiを利用することが多いと思いますが、屋外ではキャリア回線を使うことが多くなります。4Gや5Gと言われているものです。都市部では高速回線の5Gも増えてきましたが、そもそも端末が対応していないと利用できません。
そのため、通信速度の遅いキャリア回線を考慮したページ制作を行う必要があります。

Googleはページの表示速度は重要な評価指針のひとつとしています。
どんな利用シーンであっても、同じようにサービスを提供できる、というモバイルフレンドリーの評価があるため、ページの表示速度が大切になります。

以前はページ表示は7秒を超えないように、という暗黙のルールがWEB制作にありましたが、ここ数年で7秒から3秒になりました。
ページ表示が1秒のページが7秒になると直帰率(ページから離脱する割合)が2.1倍に、5秒の場合は1.9倍、3秒の場合は1.3倍になるという統計が話題となり、ページ表示は3秒程度とするようになっています。

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用語が多く、技術的な話もあるため、難しく感じてしまいますが、vibit CMS Neoなら簡単に解決できます!

vibit CMS Neoでは、RWDで制作することが前提のため、スマートフォンでの閲覧は問題ありません。
そのため、Googleの考えるMFIにも問題なく対応が可能です。

ページの表示速度についても、極力ページが軽量化するように構築しています。
もし1ページ内にコンテンツを多く入れすぎてしまいページの表示が遅くなってしまっても、ページを新たに作成・内容を分割して入れるなど、ページの運用も簡単にできるので、SEO対策のトライ&エラーも簡単に行うことができます。

もちろんページ制作で便利なブロックパーツもRWDで制作しています。
そのため、スマートフォンでページが崩れたりすることもなく、安心して運用いただけます。
vibit CMS Neoは、特に意識しなくてもスマートフォン対策を考えたSEO対策も可能なCMSとなっているのです。

今回お伝えした内容はスマートフォンで検索されることを考えたホームページ・ウェブサイト向けの内容にはなりますが、2022年現在ではMFIの説明にもあったように、パソコンで検索した際の順位にも影響するため紹介しました。

次回は具体的なSEO対策テクニックのひとつであり、大切な設定について紹介します。
お楽しみいただければ幸いです。

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